「天気の子」は一貫して生々しさが描かれていたように思う。
天気の子。
実は1回目を世界最速上映で鑑賞していて、とても面白くて、そのときの書きなぐりメモを起こしてきたのですがこりゃひどい。
つまるところ、徹夜かつ、最速イベントだ〜!ってボルテージ昇りきった冷静な頭ではなかった人間の感想です。半分に読んでいただきたいですよろしく。
もちろんネタバレしかないよ。自己責任で。
「君の名は。」みたいな大勢を救うぞ大きな選ばれた力で!って感じのファンタジーかと思ったら、君と2人なら地獄に落ちても幸せだ!…みたいな話でどちゃくそ好みでした。
あらすじは他のネタバレサイト見ていただければと思いますが、そうだね、なんというか東京を知っていれば知っているほど生々しい映画だったなと思います。
私も東京にわかではあるけど、よくお金を切り詰めて遊びに行くところではあるので、行動パターンが被ってたからネタがわかるという感じ。
生々しいなって感じたのは、おそらく東京にある何もかもがぼかされていなかったから。
アニメや漫画などの作品いうのは、現実にあるあれやそれを、少しもじって使うことで非現実感を出すことが多い。名探偵コナンだったら非実在の「米花町」が「東都」(=東京)にあるって設定にしたり。マクドナルドをモブドナルドって名前にしている漫画もあるね。
でも、「天気の子」の中では全てぼかさずに登場する。
マクドナルドも新宿もバニラ求人もプリキュアも、そのまま名乗る。映像も、ああこの店舗はあの駅のアレだな、とか、このお店行ったことあるな、とか、これあからさまじゃないけどラブホの内装で設備だ、とか、とてもリアルで。
つまり、観客の生きる世界とアニメーションの世界の境界が曖昧になっていて、それが生々しさを出すのに一役買っているのだと思いました。
来週みなおしにいくので真面目な感想はまた後ほど。